高幡不動駅周辺には何がある? 高幡不動尊から日野用水まで観光スポットを散歩

観光地

高幡不動尊で有名な高幡不動駅ですが、高幡不動駅周辺には眺めの良い高台のハイキングコースや、湧き水とせせらぎの風景が楽しめる日野用水など、お散歩におすすめのスポットがいくつもあります。

この記事では高幡不動駅を中心に、駅から歩いて行ける高幡不動の観光スポットをご紹介します。

参道通り商店街はグルメストリート

高幡不動駅の南口を出ると高幡不動尊まで200メートルほど続く参道通り商店街があります。

高幡不動尊への参拝客や観光客でいつも賑わっている参道通り商店街には、飲食店、土産物店、和菓子屋、雑貨店など、さまざまな業種のお店が軒を連ねています。

参道通り商店街で人気の和菓子屋さんをご紹介します。

テレビでも紹介されたことがある和菓子屋の季よせ。

赤えんどうが入った塩豆大福が看板商品です。

50年の歴史がある蕎麦屋、開運そば。

開運そば高幡不動尊ご指定のそば処です。

不動せんべい開運堂では、お煎餅はもちろん、お団子やソフトクリームなどの甘味も販売しています。

焼きたてのたい焼きが店内で食べられる、たい焼きの橘屋。

たい焼きは、小豆、カスタード、クリームチーズの三種類です。

若宮通り商店街は飲み屋横丁

京王線のホームに沿うように延びている若宮通り商店街。

個性的な飲食店が軒を連ねている若宮通り商店街は高幡不動の飲み屋横丁です。

高幡不動尊の見どころ

関東三大不動の一つに挙げられている高幡不動尊は不動明王を祀る古刹です。

不動明王は仏教の守護神であり、困難や悩みを取り除き、幸福や平和をもたらすとされていているため、高幡不動尊には一年を通して多くの参拝客が訪れています

また、高幡不動尊の周辺には、眺めの良い多摩丘陵自然公園や、アジサイの小道などが巡っているため、高幡不動尊は観光スポットとしても人気があります。

高幡不動尊の見どころは、美しく厳かな建物と多摩丘陵の自然の風景です。

仁王門

室町時代に建立された仁王門は、当初、単層の門でしたが、1959年の解体修復の際にやぐらがある二階建ての楼門として復元されたそうです。

仁王門の左右には、同じく室町時代に造られた仁王像が安置されています。

総門

参道商店街から歩いた先にある総門の近くでは、三軒の食事処が営業をしています。

土方歳三像

高幡不動尊は新選組副長 土方歳三の菩提寺です。

境内には日野市ロータリークラブの寄進で建てられた土方歳三像や、奥殿には土方にまつわる資料が展示されています。

不動堂

室町時代に建立された不動堂は、東京都最古の文化財建造物です。

堂内に安置されている不動三尊は、火防、厄除け、交通安全などに霊験があるとして信仰を集めています。

奥殿

こちらは不動堂の奥に位置する奥殿です。

不動三尊像を中心に高幡不動尊に伝わるお宝が収蔵、展示されています。

五重塔

1980年に建立された五重塔は平安時代初期の様式で建てられた高さ45メートルの塔です。

五重塔の周辺には300本のカエデが植えられていて、秋は朱色の五重塔と紅葉が織りなす絶景が楽しめます。

弁天堂

弁天池の島に建つ朱塗りの弁天堂。

弁天堂は福徳弁財天が祀られています。

大日堂

境内の一番奥にある大日堂は高幡不動尊の本堂にあたる建物で、堂内には平安時代の大日如来像が安置されています。

大日堂の前にはベンチが設置されている広場があります。

あじさい園

紫陽花の名所としても有名な高幡不動尊の境内には、約170種類 7,500株のアジサイが植えられています。

五重塔の南側の斜面にはアジサイが鑑賞できるあじさい園が広がり、6月にはアジサイ祭りも行われます。

多摩丘陵自然公園

高幡不動尊の南側には、八十八カ所巡拝路が巡る多摩丘陵自然公園が広がっています。

散策路に沿って一番から八十八番まで順に並んでいる弘法大師像を巡ると、四国八十八ヶ所霊場を巡ったのと同じご利益があるそうです。

八十八カ所巡拝路の入口は五重塔の南側にあります。

最初は急な階段が続きますが、その後は歩きやすい尾根道になります。

88の札所は5メートルから10メートル置きに設置されています。

巡拝路を一周すると約1時間ですが、手軽にハイキングを楽しむのでしたら10分ほどで行ける見晴らし台まで歩いてみてはいかがでしょうか。

見晴らし台からは日野の住宅街や、遠くには東京都心のビル群を眺めることができます。

高幡不動駅北口の観光スポット

日野市は用水の街としても有名で、江戸時代には多摩の米蔵と呼ばれていました。

高幡不動駅から浅川にかけての一帯には、清らかな水が流れる水路や緑地など見どころがありますので、高幡不動尊の帰り道に、ぜひ立ち寄ってみてください。

向島用水路

日野用水の代表ともいえるのが、日野の田畑を潤してきた向島用水路です。

一時は周辺の宅地化や河川の汚れによって、排水路と化したこともありましたが、地域の人たちの努力によって水辺の再生が行われました。

せせらぎに沿って向島用水親水路が整備され、途中には水車やあずまやなどの休憩所が設置されていますので、お散歩におすすめのスポットです。

向島緑地

向島用水親水路沿いにある向島緑地。

雑木林の中では野鳥観察やどんぐり拾いができます。

浅川

向島用水親水路を歩いていくと多摩川の支流 浅川の土手にでます。

川遊びをしている子どもたちやバーベキューを楽しむ学生グループ、そしてサイクリングやジョギングなど、浅川は日野市民のレクリエーションの場所として親しまれています。

高幡不動尊から浅川までは10分ほどですので、高幡不動のお散歩の締めくくりは浅川の土手をおすすめします。