国分寺駅を中心に広がる国分寺市は、早稲田実業や東京経済大学など、有名校がある文教の街として知られています。
そして、国分寺駅の周辺にはマルイなどの大型の商業施設や商店街も充実していますので、子育て世代には住みやすい街と言えます。
今回の記事では、再開発で整備された国分寺駅の北口と、国分寺に暮らしていた村上春樹ゆかりの場所がある南口をご紹介します。
国分寺駅
明治22年に開業したJR国分寺駅は、中央線の駅の中では、新宿、立川、中野、吉祥寺に次いで5番目に乗車人数が多く1日 86,000人が利用しています。
国分寺駅には、ミーツ国分寺、セレオ国分寺、国分寺マルイなどの大型商業施設が併設されていますので、お買い物に困ることはありません。
西武線は、国分寺から東村山をつなぐ西武国分寺線が明治29年。
国分寺から多摩湖まで行く、西武多摩湖線が昭和3年に開業しました。
国分寺駅北口
国分寺駅北口の周辺は以前、老朽化した建物が密集していたのですが、2015年から大規模な再開発事業が始まり、駅前広場の整備、複合施設の建設、駅舎の改修工事が行われました。
シティタワー国分寺
北口の再開発によって2018年に完成したシティタワー国分寺。
国分寺駅に直結したツインタワーの高層マンションです。
大学通り商店街
国分寺駅から中央線に沿って東へ延びている大学通り商店街は、東京経済大学 国分寺キャンパスに通う、学生の通学路にもなっています。
国分寺駅南口が1956年に開設されるまで、国分寺駅には北口しかなく、東京経済大学の学生は、この道を歩いて通っていたため、大学通りと名づけられました。
千成ホテル
大学通りを歩いていくとレトロな外観の千成ホテルがあります。
千成ホテルはスタッフの評判が良く、ネットの口コミでは高評価を得ている国分寺の穴場ホテルです。
1階の味の名店街には、安くてお腹いっぱい食べられる定食屋「キッチンきたはら」と「ラーメン淡淡」があり、宿泊客だけでなく東京経済大学や早稲田実業の学生も利用しています。
胡桃堂
国分寺本町一丁目の交差点にある胡桃堂は、国分寺文系女子が集う人気の喫茶店です。
店員さんの対応はとてもまろやかで、チェーン飲食店の雰囲気とは一味も二味も異なります。
胡桃堂の店内では、読書をしたり、静かなトーンで会話をしているお客さんが多く、スマホをポチポチしている人は皆無でした。
とはいえ敷居は高くありませんので、国分寺に来たらぜひ立ち寄ってみてください。
早稲田実業
2001年に新宿区の早稲田から国分寺に移転してきた、早稲田大学系列の早稲田実業。
国分寺に移転した翌年から男女共学になり、初等部 中等部 高等部、合わせて2,500名の生徒が通っています。
バニトイベーグル
早稲田実業の正面には、行列の絶えない人気のベーグル屋さん、バニトイベーグル 国分寺店があります。
30種類以上あるベーグルサンドはどれも絶品の味だそうです。
北口駅前商店街
77のお店が連なる北口駅前商店街は、昔からある地元密着の商店街です。
人も自動車も往来する駅前通りは、交通安全上、問題になっていますので、やがて道幅の拡張工事が行われると思います。
八日会商店街
毎月八日に売り出しをしていたことから名づけられた八日会商店街。
マルイなどの大型商業施設だけではなく、普段使いできる商店街があることが、国分寺が住みやすい街と言われる理由だと思います。
飲み屋街
西武多摩湖線 国分寺駅の東側には、居酒屋やスナックが軒を連ねている国分寺で唯一の飲み屋街があります。
国分寺駅南口
国分寺駅の南側は再開発が行われていませんので、駅前にバスロータリーがあるだけの落ち着いた郊外の街といった雰囲気です。
ピーターキャット跡
村上春樹が、まだ早稲田大学の学生だった1974年、夫人と一緒に国分寺でジャズ喫茶「ピーターキャット」を開店しました。
このビルの地下1階に彼のお店、ピーターキャットはありました。
ほんやら洞
村上春樹が利用していた喫茶店「ほんやら洞」
カレーライスが人気のこのお店は、村上春樹をはじめ、著名な作家や漫画家にも愛されている喫茶店です。
アンティークアベニュー
ほんやら洞の向かいのビルにあるアンティークアヴェニューには、古本屋や古美術店など、文系女子が集まりそうなお店が軒を連ねています。
多喜窪通り
村上春樹が暮らしていたアパート「メゾンけやき」から国分寺駅へつづく多喜窪通り。
村上春樹は毎日、この坂道を歩いて職場に向かっていました。
殿ケ谷戸庭園
三菱財閥の岩崎家の別邸を整備して昭和54年に開園した、都立殿ケ谷戸庭園。
武蔵野の崖と湧水を巧みに利用した回遊式林泉庭園は、国分寺の紅葉の名所としても知られています。