調布は東京の市町村の中で5番目に人口が多い街です。
調布市の中心である京王線調布駅の周辺には、大型商業施設や映画館、また、昭和の雰囲気を残す飲み屋街や賑やかな商店街など、活気ある街並みが広がっています。
この記事では、調布駅周辺の観光名所や、調布に来たらぜひ立ち寄りたいグルメストリートをご紹介します。
調布駅
2012年に行われた柴崎駅から西調布駅までの連続立体交差事業によって地下駅となった調布駅。
調布駅の1日の乗降客数は109,000人(2022年度) で、京王新宿駅を除けば、京王線で最も利用客が多い駅です。
調布には漫画家の水木しげるが住んでいたことから、調布駅の列車接近メロディは、NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の主題歌だった、いきものがかりの「ありがとう」が使用されています。
調布駅周辺
調布駅が地下化される以前は、駅の北側と南側は薄暗い地下通路でつながっていたのですが、2012年に駅が地下化されたことで、駅上に緑豊かなオープンスペースが整備され、駅の北側と南側の垣根が取り払われました。
駅前プロムナード
調布駅から西へ延びているプロムナードは京王線の地下化にともない整備された歩行者専用道です。
プロムナードの沿道には、2017年にオープンしたビッグカメラと、ショッピングモールのトリエB館があります。
調布市グリーンホール
1977年に開館した調布市グリーンホールは、成人式をはじめ様々なイベントが行われる調布の顔ともいえる施設です。
イオンシネマ シアタス調布
調布は映画の街と言われたほど、昔はたくさんの撮影スタジオがあり、映画づくりが盛んに行われていました。
現在撮影スタジオは、日活調布撮影所と角川大映スタジオの二か所。
そして、調布の映画館はイオンシネマの一か所のみです。
てつみち
電車が地上を走っていたころのレールがそのまま残っているパブリックスペース てつみち。
てつみちには遊具やベンチ、カフェがあり、子育て世代の憩いの場所として利用されています。
調布パルコ
1989年にオープンした調布パルコ。
池袋、渋谷、吉祥寺に次いで、都内で4番目に、調布にオープンしたパルコは、当時、なぜパルコが調布に? という驚きがありましたが、この商業施設ができたことで、調布は一躍、脚光を浴びる街になりました。
東急ストア
1971年にオープンした東急ストアは、東急ストアとして始めてショッピングセンターの形態をとった商業施設です。
開店してから50年以上も営業を続けている東急ストアは、調布駅南口の老舗の商業施設です。
調布の商店街
調布駅周辺の商店街と飲み屋街をご紹介します。
1.天神通り
旧甲州街道から甲州街道まで200m続く天神通りは、この先にある布田天神の表参道にあたる商店街です。
天神通りには、調布にゆかりのある漫画家、水木しげるにちなみ、ゲゲゲの鬼太郎やねずみ男、猫娘などのモニュメントが設置されています。
調布のグルメ通りともいえる天神通りには、老舗の蕎麦屋から、中華、洋食、そして甘味処まで、人気の飲食店が建ち並び、ランチタイムには行列ができるお店も多いです。
2.調布銀座
調布銀座は調布で最も古い商店街です。
かつて調布駅は、現在の場所よりも西側にあったため、この調布銀座が、駅前商店街として栄えていました。
しかし現在は、店じまいをしているお店も多くシャッター通りとなっています。
3.上布田商店街
上布田商店街は、人気のラーメン店が建ち並ぶ調布のラーメンストリートとも呼べる商店街。
たけちゃん にぼしラーメンや、つけめんTETSUなど、人気店にはお店が開店する11時前からすでに行列ができます。
4.百店街
調布駅北口から徒歩1分の場所にある百店街は、調布で唯一の夜の繁華街です。
スナック、クラブ、居酒屋、そしてガールズバーやフィリピンパブもある百店街は、江戸時代には宿が建ち並んでいて、江戸から甲州へ向かう旅人たちの夜遊びの場所でした。
調布の観光名所
布田天神
調布の鎮守様として親しまれている布田天神は、学問の神様と言われている菅原道真が祀られているため、学業成就や合格祈願で訪れる人が多いです。
ゲゲゲの鬼太郎の漫画では、布田天神の本殿の裏にある森に、鬼太郎が住んでいるという設定になっていることから、鬼太郎にちなんだ御朱印をいただけるため、御朱印コレクターにも人気のスポットになっています。
深大寺
日本三大だるま市のひとつ、深大寺だるま市で知られている深大寺。
深大寺の周辺にはたくさんの湧水があるため、山門の周辺には湧き水で打った深大寺そばのお店が軒を連ねています。
神代植物公園
10万株の植物が植えられている神代植物公園は都内で唯一の植物公園です。
特に400種類ものバラが植栽されているバラ園が人気で、春と秋のバラのシーズンには遠方からもたくさんの観光客が訪れます。