【千歳烏山】未開発ぶりがスゴイ! 京王線特急停車駅の現状

住宅街

千歳烏山は京王線の駅では3番目に利用者が多い賑わいのある街なのですが、駅ビルや大型の商業施設はなく、駅の周辺には昔ながらの路地と商店街が広がっています。

この記事では、今だ再開発が行われていない千歳烏山駅周辺の様子をご紹介します。

千歳烏山駅

大正2年に開設された千歳烏山駅は、調布、府中に次いで3番目に利用者が多い京王線の主要駅です。

しかし、駅舎は2011年にバリアフリー化の工事が行われましたが、ホームと改札が狭く、また、複々線化もまだ行われていません。

千歳烏山駅の東口を出た場所にある開かずの踏切。

開かずの踏切とは、ピーク時に1時間に40分以上遮断機が下りている踏切のことを指します。

千歳烏山駅の踏切も国土交通省から改良の指示が出されているため、京王では当面の対策として西口と東口に地下連絡道を整備しました。

千歳烏山再開発予定地区

千歳烏山駅ホームのすぐ南側には、細い路地と老朽化した家屋が建ち並んでいます。

この周辺は今後、駅前広場と道路の整備、京王線の立体交差事業などの再開発が予定されているのですが、用地の買収が思うように進まず計画は遅れているようです。

千歳烏山駅南側には、交通量が比較的多いのにもかかわらず途中で行き止まりになったり、信号がないY字路など、無整備な道路が通っています。

千歳烏山の周辺は、道路、宅地、下水道などが一括で整備された場所ではなく、自治体や民間が分割して整備を行ってきたため、計画的な街づくりができなかったそうです。

千歳烏山の商店街

烏山駅前通り商店街

えるもーるの名前で親しまれている烏山駅前通り商店街は千歳烏山駅の北口にあります。

電柱の地中化、街路灯と街路樹の設置、カラー舗装など、いち早く取り組んできた「えるもーる」ですが、中でも、全国の商店街で行われているスタンプサービスを、日本で最初に始めたことで、1店舗あたりの平均年商が1億円を超える、日本でもっとも儲かっている商店街です。

西口商店街

六番街通りと呼ばれている西口商店街。

この場所が南烏山6丁目なので六番街と呼んでいますが一番街や二番街はありません。

六番街には飲食店、特に居酒屋や焼き鳥屋などの飲み屋が多く、毎年6月には飲んだり食べたりするイベント、ちとから街パルが開催されます。

西口商店街は車両の通行が禁止されていますので、のんびりとお買い物や食事ができます。

南烏山六丁目商店街

旧甲州街道の北側には、メール街と呼ばれている南烏山六丁目商店街が広がっています。

バーとスナックが軒を連ねる南烏山六丁目商店街は昔は栄えていたそうですが、今では場末の飲み屋街といった雰囲気です。

烏山駅南口商店街

駅の西口から100メートルほど延びている烏山駅南口商店街。

雑居ビルが建ち並ぶ烏山駅南口商店街は、地元の人たちがお買い物で訪れる活気ある商店街という雰囲気はありません。

千歳烏山駅前バス停

千歳烏山駅には交通広場がありません。

また、駅周辺は道幅が狭いため、バス停は苦肉の策で設置されています。

北口バスセンター

千歳烏山駅から5分ほど歩いた旧甲州街道には、全国でも珍しいバスセンターがあります。

道路が狭くバスが折り返しをすることができないため、マンションの一階にバスセンターが設置されています。

千歳烏山駅前バス停

千歳烏山駅南口のバス停は、駅から3分ほど離れた道路沿いに設置されています。

南口もバスが折り返せるスペースがないため、乗客を降ろした後、バスはさらに西へ向けて走り道路をまわって戻ってきます。

千歳烏山の住宅街

千歳烏山駅の周辺は住宅専用地になっている土地が多いため、高層マンションの建設はできず、多くが低層マンションか、昔から烏山に暮らしている人たちの戸建ての民家です。

旧甲州街道の北側に広がる住宅地。

この辺りは駅から10分ほど離れていて、商店街や公園なども近くにはありませんので、住みやすさという点では少し疑問です。

南側の住宅地は、駅から10分ほど歩いた烏山神社の周辺に広がっています。