【あざみ野】子育て世代を魅了する高級住宅街 人気の理由は?

高級住宅街

横浜市青葉区のあざみ野は、たまプラーザと並んで田園都市線沿線の人気タウンです。

あざみ野には横浜を代表する高級住宅街「あざみ野南」やアウトドアレジャーが楽しめる「あざみ野ガーデンズ」など子育て世代を魅了する施設が充実しています。

この記事であざみ野駅周辺の魅力をご紹介します。

あざみ野駅

1977年に開業した田園都市線のあざみ野駅。

2022年現在、駅の乗降客数は112,000人で、渋谷、三軒茶屋、溝の口に次いで第4位と、田園都市線の主要駅のひとつになっています。

その象徴ともいえるのが、急行が鷺沼 たまプラーザ あざみ野と三駅連続で停車することです。

都心を走る私鉄で三駅連続で急行が停車する例はほとんどありません。

それだけ東急があざみ野を含めたこの三駅を大切にしているか分かります。

こちらは1993年に開業した横浜市営地下鉄ブルーラインの改札です。

東急は地下鉄の駅をたまプラーザに設置することを希望していたのですが、横浜市は小田急線方面への延伸を想定し、あざみ野駅への開設を要求したそうです。

ブルーラインは2030年に新百合ヶ丘駅までの延伸が決定しています。

あざみ野駅周辺

あざみ野駅の周辺は以前は横浜市緑区だったのですが、1994年に行われた行政区再編成によって青葉区となりました。

美しが丘とあざみ野と言う二大人気住宅街を有している青葉区は、横浜にある18の区の中で住人の年収 私学進学率 外車登録台数など裕福層に関連する統計データが突出して高いエリアです。

20018年に行われた整備工事で西口駅前の広場は拡張されバス停に屋根が設置されました。

あざみ野商店街

あざみ野駅西口から延びているあざみの商店街には約100店舗の個人商店が軒を連ねています。

商店街には普段使いできるスーパーマーケットや食料品店、保育園や学習塾、おしゃれな飲食店まで、あざみ野で暮らす方々のためのお店が建ち並んでいます。

たまプラーザの商店街のような無機質さはなく、かと言って青葉台の商店街のように庶民的過ぎず、あざみ野ならではの雰囲気がある商店街です。

高級住宅街がある駅には飲み屋さんは少ないのですが、あざみ野には横丁の雰囲気を持った飲食街もあります。

あざみ野の高級住宅街

あざみ野駅に近い高級住宅街をご紹介します。

あざみ野南

あざみ野駅の西口から田園都市線に沿って南へ15分ほど歩いた場所にあるあざみ野南は、東急の多摩田園都市計画により昭和60年に開発された横浜を代表する高級住宅街です。

あざみ野南は以前は緑区だったのですが横浜市による区画整理事業によって平成6年に青葉区に編入されました。

その際に宅地や道路の整備が行われましたので住宅街を通る道の幅が広く見晴らしのよい景観になっています。

あざみ野南のブランドをさらに高めているのが2013年に開校した慶應義塾横浜初等部です。

高級住宅街と言われる場所の多くには一流の学校があります。

ミナノバ・ビレッジ

東急が2022年に分譲を開始したミナノバ・このビレッジは、テレワークを前提としたライフスタイルと、住民同士の交流の場を提案する街で、住宅の他に屋外ワークスペースやキャンプサイトなどが完備されています。

子育てをしながら自宅で仕事をしたり家族と楽しめる環境。

今後、テレワークや在宅勤務で住まいの周辺で過ごす時間が長くなれば、住宅周辺の環境が大切になり交通の利便性はあまり関係なくなります。

ミナノバ・ビレッジは駅から離れた丘の上にあるのですが、住人は車を利用していますので駅に近いことが重要ではありません。

あざみ野ガーデンズ

2013年に東急が開発した子育て世代向けの郊外型施設 あざみ野ガーデンズ。

この場所はかつて東急嶮山スポーツガーデンだったのですが利用者の高齢化が進んできたため若年層の利用拡大を狙いリニューアルされました。

バーベキュー場を始め、テニスコート、フィットネス、ゴルフ場などのレジャー施設。

そして、コメダ珈琲 100本のスプーン マルシェなど、女性が好きなものを全部集めたようなあざみ野ガーデンズは30代から50代の女性に人気の施設です。

まとめ

今回は横浜市青葉区のあざみ野駅周辺をご紹介しました。

実はあざみ野は、たまプラーザの美しが丘よりも子育て世代の比率が少なく、高齢者の比率が多い街なんです。

なのでこれから子育て世帯を呼び込むために、20代、30代が暮らしやすい環境をさらに整備する必要があります。

経済的に余裕のある共働き夫婦の多くは職場に近い都心のマンションを好みます。

しかしパンデミック以降、若い人たちの意識やワークスタイルに変化が表れました。

子育てをしながら在宅勤務をしたり、シェアオフィスやコワーキングスペースで仕事をするスタイルが浸透し、住まいの近隣で過ごす時間が長くなれば、普段づかいできるスーパーマーケットや、息抜きでできるカフェ、そして、住民同士のコミュニティも重要になってきます。

絶対的な高級住宅街を持つあざみ野ですが、ライフスタイルの変化に対応した開発も行われています。