南大沢には何がある? アウトレットパークと多摩ニュータウンの街を歩く

多摩ニュータウン

南大沢は多摩ニュータウンの西部地区の拠点として、大型商業施設や大学、住宅が集積する活気のある街です。

この記事ではアウトレットパークや映画館、都立大学がある南大沢駅周辺と、多摩ニュータウン開発でできた南大沢の住宅街をご紹介します。

南大沢駅

1988年に開業した京王相模原線の南大沢駅。

多摩ニュータウン計画によって、駅の開業後、周辺に住宅が建ち始め、さらに三井アウトレットパーク、首都大学東京(現 都立大学)が設立されたことで南大沢駅の利用者は急増。

2022年度の1日の乗降客数は52,600人で、京王相模原線では橋本駅、多摩線センター駅に次いで三番目に利用者が多い駅です。

南大沢駅周辺の商業施設

フレンテ南大沢

フレンテは京王電鉄が経営している複合商業施設です。

2007年に旧館、2009年に新館が南大沢駅の駅前に開業しました。 

新館の5階には、ナムコがプロデュースしている日本で初めての肉のテーマパーク、東京ミートレアが入っています。

ガレリアユギ

ガレリアユギは南大沢で最初にできたショッピングモールです。

1992年にオープンした当初はそごうが入っていたのですが2年で撤退。

その後、忠実屋、ダイエーが入ったのですが3年で撤退。

1998年からは、イトーヨーカドーがガレリアユギの核テナントになっています。

ファブ南大沢

南大沢駅に隣接する複合商業施設ファブ南大沢。

4階から7階にはTOHOシネマズが入っています。

南大沢プラザ

長屋風の建物が特徴的な南大沢プラザは、飲食店とファストフード店が中心の駅前施設です。

サザンウィンズ南大沢

2007年にオープンしたサザンウィンズ南大沢。

美容室、クリニック、銀行などが入居しています。

フォレストモール

2006年にオープンしたフォレストモール。

学習塾やゴルフ教室、クリニックなど、物販以外の店舗がメインになっています。

フレスコ南大沢

1996年に開業したフレスコ南大沢には、市役所の出張所、公民館、図書館、文化センターなどの公共施設が入っています。

三井アウトレットパーク

2000年にオープンした三井アウトレットパーク 多摩南大沢。

国内外のブランド品を取り扱う120店舗のテナントが集結したアウトレットパークは、南大沢駅の知名度を、関東一円に広めるほどのインパクトがありました。

アウトレットパークがある場所は東京都の所有地で、三井不動産と東京都が結んでいた定期借地契約が2025年の11月に終了するため、アウトレットパークは2025年に閉店します。

東京都立大学

南大沢駅から3分ほど歩いた場所には、東京都立大学の南大沢キャンパスが広がっています。 

現在、南大沢キャンパスには9,000名の学生が通っていますが、都立大学はトップレベルの高等教育機関と評価されているため、今後、さらに海外の研究者や留学生が増えていく見込みだそうです。

都立大学のキャンパスへは一般の人でも入ることができますので、お散歩したりキャンパス内のカフェも利用できます。

南大沢の公園

南大沢には、豊かな自然環境を利用した大きな公園が多いのですが、その理由は八王子市が都立大学を誘致する際に、東京都へ提示した条件として、南大沢に大きな公園を2つ以上作るというのが盛り込まれていたからだそうです。

上柚木公園

野球場をはじめ児童遊園や多目的広場が整備されている上柚木公園は広大なレクリエーション公園です。

芝生の丘からは丹沢の山並みを眺めることができます。

南大沢中郷公園

南口の正面にある南大沢中郷公園。

周辺住民の憩いの場所となっている中郷公園は、フリーマーケットやフラワーフェスティバルなど、イベント会場としても利用されています。

多摩ニュータウンと南大沢

1971年に永山地区の街びらきが行われた多摩ニュータウン。

南大沢の団地は1983年から入居が開始されました。

南大沢駅の南側は1983年に入居が始まった14住区、北側は1995年に入居が開始された15住区と20住区になっています。

多摩ニュータウン14住区

多摩ニュータウンの14住区になっている南大沢駅の南側には築35年ほどの集合住宅が多く、住民の高齢者率も34%と高くなっています。

多摩ニュータウン15住区

15住区と20住区は多摩ニュータウンの中では新しく開発された居住区ですので建物はオシャレで、また高齢者率も18%と低くなっています。